共有メールボックスのパターンはどこにも書いてなかったので忘備録として。
フロー
それぞれのアクション名は変えていますが、
元のアクション名は以下のとおりです。
アクション名は各自適当につけて大丈夫です。
(下図はなんか途中で画が途切れてるけど、続いているものと思ってください)
今回は、共有メールアドレスに受信したメールを、特定のサブフォルダ(ここでは「EU」)へ移動するフローを例に説明します。



各アクションの中身
①user(Office 365ユーザー)
一番初めの共有メールボックスで新しいメールを受信した時の「宛先」を検索語句へ入れます。

②HTTY-copy(HTTP送信を要求します)
次に共有メールボックス内のフォルダ名やフォルダIDを取得します。
URIは一部関数を入れています。
関数は以下の通り。
outputs('usr')?['body/value'][0]?['id']

そしたらここで一度フローを実行して実行結果から共有メールボックス直下のフォルダが取得できます。
更に階層が下のフォルダを知りたいのであれば、例えばinbox(受信トレイ)の直下のサブフォルダIDを取得したいなら、URIを以下の様に変更します。(URIの「mailFolders以降が変わっています)
URIの途中にある関数は上記と同じです。outputs('usr')?['body/value'][0]?['id']

受信トレイ以外の自身で作成したサブフォルダであれば、「inbox」の文字を「usr」で取得したフォルダIDに差し替えることで取れると思います。
③HTTmove(HTTP送信を要求します)
次が少し難しいです。
URIは少し変わっています。メソッドも「GET」から「POST」に変わっています。
URIの途中の関数は上記にもある通りです。(本文の関数は↓で説明します)
outputs(‘usr’)?[‘body/value’][0]?[‘id’]

そして本文の関数は以下の通りにしています。
body(‘HTTY’)?[‘value’][0]?[‘id’]
ここでは、②で取った受信トレイ(inbox)直下のサブフォルダが1個しかないのでこれで良いのですが、
サブフォルダが複数ある場合は、「JSONの解析」や「アレイのフィルター処理」を使って指定したいフォルダのフォルダIDを取り出す必要があります。
コンテンツの種類にも「application/json」という文字列が入っているので忘れずに。
以上で共有メールボックスに受信したメールをサブフォルダへ移動するフローが完成です。